2019/3/10 妊娠34週で息子を死産

今はただ、もがくしかってない

『生きてて良かったんだ』

『生きてて良かったんだ』

『顔を見れたから。抱っこ出来たから』

『残された今はすごく辛い』

 

携帯に残されたメモを整理していて見つけた。

はるの火葬後、何度も何度も考えた。

『一緒に死んであげるべきだった』と。
『なんではるが助からなくて、自分だけが生き延びてしまったんだろう』って。
自分を責めずにはいられなかった。

それでも、当時のメモにはこう書いてあった。

『生きてて良かったんだ。
可愛い顔が見れたから。抱っこ出来たから』と。

緊急帝王切開時、私は大量に出血し、最悪子宮摘出の可能性もあったらしい。
死の危険性がどの位あったかは、医者ではない私には分からない。それでも、一緒に死んであげるべきだった、一緒に死んであげたかったと、何度も何度も考えた。

けれど、もしもあの時、一緒に死んでしまっていたら、私ははるの顔を見る事さえ叶わなかった。
抱っこして、命の重さを感じる事さえ出来なかった。
たった1週間といえど、大切な思い出を残す事さえ叶わなかった。

だから、『生きてて良かったんだ』。


うつ病を患ってしまい、今は死にたいと毎日のように思う。
理由は沢山ある。
一番はたぶん、先が全く見えない事。
良くなった自分を全く思い描けない事。
未来を、将来を信じられない事。
こんなに苦しい思いがあとどれだけ続くのか分からない事。
こんなに苦しい毎日がずっと続くのならばいっそ……と考えてしまう事。
これらはきっと、病気がそうさせているのだと思うけれども、いっそ楽になりたい、全て終わらせたいと思う自分が常に居る。


それでも、『生きてて良かったんだ』

このメモに残された言葉を胸に刻んでおきたいと思う。

『生きてて良かった』と、心から思える瞬間が、もう一度訪れてくれる事を信じて。