2019/3/10 妊娠34週で息子を死産

今はただ、もがくしかってない

退院

3月17日。退院の日。
本日の予定はこうだ。

午前11時。ママが先に退院。
午後20時過ぎ。パパが後から病院にはるを迎えに来る。

棺や道具は葬儀屋が病院まで持って来てくれる。
その後、パパが迎えに来るまで棺等は病院の方で預かって貰える。
棺に入れるのはパパにお願い。
棺に入れてスタッフについて駐車場に抜けられる道から病院を出る。

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午前11時。
両親が車で迎えに来てくれた。
はるは彼らにとっては初孫。
晴れておじいちゃんとおばあちゃんになった、父と母。
母は毎日病室にお見舞いに来てくれていたが、父は仕事の為、病院に来たのは帝王切開した日と今日で2回目。

ナースコールを押して、病室にはるを連れて来て貰う。

「おじいちゃんとおばあちゃんが来てくれたよ。良かったね」

そうはるに声を掛けて、改めておばあちゃんとおじいちゃんに抱っこして貰った。
父はほとんど喋らなかったが、抱っこして貰ったはるはなんだかちょっと嬉しそうに見えた。

その後、再び看護師さんに頼んではるを迎えに来て貰う。

「また夜にパパが迎えに来るからね」

「そしたら一緒にお家に帰ろうね」

そう言葉を掛けて、身体を撫で、私は病院を後にした。