2019/3/10 妊娠34週で息子を死産

今はただ、もがくしかってない

入院4日目 ②誕生死

『誕生死』という本を貸して貰った。
死産や流産を経験した人の実際の話を収録した本である。
本を読んで泣いた。
特に同じように妊娠34週で死産した人の話には涙が止まらなかった。

そして同時に、自分がとても環境に恵まれていると感じた。
死産した人の中には、出産してすぐに火葬となった人や会えたのは一瞬だったなど、様々な体験が書かれていた。

その点で言えば、病院の対応。
看護師さん達の対応。
退院の日にちと火葬の日にち。
1週間の入院ののち、8日目での火葬。
時間はきっとある方で。

そして、はるが生まれた日にちは、
奇しくも7年前、私と旦那が付き合い始めた日。

付き合った当初こそ、「一ヶ月記念!」「一年記念!」みたいな感じでLINEをしたり、改めて感謝を伝えたりしていたが、年月を重ねるに連れ、だんだんとそれもしなくなった。

それが、その大切な日が
奇しくも『君の誕生日』となった。

これは果たして偶然なのか?
スピリチュアルな話、もしくは都合の良い解釈なのかもしれない。
けれども、3/10という日にち。
そのタイミングで生まれて来てくれた、その意味考えた時、
やっぱり、君がこの日を選んでくれた。
敢えてこの日に生まれて来てくれたのだと、
どうしても思ってしまうんだ。
きっと、意味が合ったのだと。

だから、きっと安易に死を選べない。選び切れない。

そこに、何か意味が合ったのだと信じたいから。