2019/3/10 妊娠34週で息子を死産

今はただ、もがくしかってない

入院6日目 ③君への手紙

はるに手紙を書いた。

ネットで色々検索していて、「棺の中に一緒に手紙を入れてあげた」という記事を沢山見付けたからだ。

文書を書くのはすごく苦手だ。
内容が全く纏まらない。
そのうえ、冷静に書いているつもりでも涙がどんどん溢れてくる。

当たり前だよね。
だって、これから先ずっと一緒に居られる筈だったのに
それをこんなたった一週間で
その思いの全てを
たった数枚の紙に書き出すなんて
出来ないよ
纏まらないないよ
書き切れないよ

書きたい事が沢山あった。
伝えたい事があり過ぎた。

感謝や謝罪や、思いの全て。

君が産まれてどれだけ嬉しかったか。
君がお腹に居てくれてどれだけ幸せだったか。
苦しい事も辛い事も、この9ヶ月間沢山あった。
けれども、それも君が一緒に居てくれたから乗り越えて来れた。
ここまで、今日まで辿り着く事が出来た。
ありがとう。
ママを幸せにしてくれて。
ママとパパに幸せを沢山くれて。

たとえ手紙を貰ったとしても、君はまだ字が読めない。
たとえ言葉にして伝えたとしても、きっと内容の半分も分からないのだろう。

けれども、もし神様や天使や、ご先祖様が天国と呼ばれる場所に居てくれるのならば。
誰か大人が傍に居てくれるのならば、きっとその人達が君に手紙を読んでくれる筈。

分からなくてもいい。
けれど、君は決して一人じゃない。
ママもパパも、こんなにも君を愛しているのだから。

結局、なかなか筆が進まず書けた手紙は数枚だけ。
残りは明日にする事にした。